空手道場の審査会は年に数回あり、書類をまとめるのは私の係です。2026年8月の審査会は、各道場から69名が受審しました。その書類を、どう作ったかの記録です。

以前は、届いたExcelをまとめ直すところから

各道場の先生から、受審者の名簿がExcelで届きます。書き方は道場ごとに違います。姓と名の間の空白ひとつでも揃っていません。それを1つの表にまとめ直してから、やっと採点表づくりが始まります。

組手の相手決めは、さらに手間でした。同じ帯色、近い学年、体格差。全員分を見ながら手で組んでいました。

先生がスマホで入力する仕組みにした

2026年7月、受審者の入力アプリを作りました。作ったのは私で、プログラムはAIに書かせています。制作費は0円、公開までは1日です。

先生にはURLと合言葉をQRコードで配りました。自分の道場を選び、氏名・区分・現在の級・身長・体重・性別を入れて登録するだけ。入力した一覧は画面に残るので、あとから直せます。

名前はひらがなで統一。姓と名の間の空白は、全角で入れても自動で半角に直ります。入口で揃えておくと、あとの書類が全部きれいに出ます。

先生用の受審者入力アプリの画面(見本データ)
先生がスマホで入力する画面。名前と数字は見本です

私の手元には管理画面があり、どの道場が何人入れたかを見るだけ。催促は必要な道場にだけします。

揃ったら「書類作って」で4点が出る

入力が揃ったら、AIに「審査会の書類作って」と言います。出てくるのは4点です。

1受審者確認リスト(先生への最終確認用・道場ごと)
2審査採点表(69名分・A4縦)
3組手対戦表(63名・26試合・A4横)
4連続組手リスト(1級・2級の6名)

並び順は道場ごと、級の高い順、区分の若い順。級の表記や年齢の扱いなど、細かい決まりは前回までの書類に合わせてあります。印刷は文字を大きめにして、会場でも読めるようにしました。

自動生成した審査採点表(見本データ・名前は隠しています)
審査採点表。テスト用の名簿で出したもので、名前と道場名は隠しています
自動生成した組手対戦表(見本データ・名前は隠しています)
組手対戦表。こちらもテスト用の名簿で、名前と道場名は隠しています。体重差・身長差まで並んで出ます

組手の相手決めもルールごと任せた

いちばん助かったのはここです。ルールを先に決めて、AIにそのまま渡しました。

  • なるべく同じ帯色同士で組む
  • 少年部は体重差・身長差の小さい組から
  • 中学・高校は同じ校種で、学年差は1まで
  • 一般・壮年は年齢差5歳、身長差20cm、体重差30kgまで
  • 1級・2級は連続組手なので対戦表に載せない
  • 先生が「体格より強い」にチェックした子は、その分を考慮する

ルールで組めない子だけが残ります。8月は5名でした。4名は私が見て年齢差を許す組み合わせにし、1名は当日の先輩対応です。ルール通りの部分は機械、例外を決めるのは人。この分け方がいちばんうまくいきます。

かかったもの

0
アプリの制作費
外注なし。AIに書かせて自分で公開
1
作ってから公開まで
2026年7月12日に作って、その日に先生へ配布できる状態に
2
公開後の手直し
級の表記と、入力欄の名前の直し。どちらも数分
69
アプリを初めて使った審査会の受審者
2026年8月16日。書類4点は4日前に完成

AIの利用料は、ほかの仕事と合わせて月に数万円です。この審査会のためだけに増えた費用はありません。

道場を運営している方へ

同じ仕組みを、大会のエントリー受付、トーナメント表、入門台帳にも使っています。全部「名簿が集まる仕事」です。集まり方を揃えれば、あとの書類はAIが出せます。

「うちの道場も、こういう形にしたい」という方には、出張して隣で作り方をお教えしています。この記事の書類は、そのまま画面でお見せできます。

全体の記録は一人経営の会社を、AIでどこまで回せるかにまとめています。

※ 数字は2026年8月16日の審査会の実際の記録です。
※ 画像はテスト用の名簿で出したもので、実在の受審者の名前は載せていません。